ちょっと怖い着ぐるみ。

少し以前から癒し系のゆるキャラにマンネリ感を感じる方も増えているかもしれません。

今やどこに行っても ゆるキャラが居無いところも珍しいくらい、数多くのゆるキャラが存在します。そしてその多くは、癒し系や、かわいいキャラクターの着ぐるみです。そうなるとどうしても同じような着ぐるみが数多く見られるようになり、少し退屈感を感じる方も居るかもしれません。

そんな着ぐるみたちの中に、少し以前からちょっと違った可愛さを求める着ぐるみたちが現れました。いわゆるコワカワ(怖いがかわいい)の着ぐるみです。

小さな子は、少しおっかなびっくり、泣き出す子もいます。

それでもインパクトは抜群です。

同じような着ぐるみが集まる場所では、こんな着ぐるみもありかもしれません。

dsc03389
少し怖いバケモノの着ぐるみです。 顔出しです。

 

箱物着ぐるみ。

箱物着ぐるみと言うと、ロボットのような着ぐるみを思い浮かべます。

随分と古い感じで、今のゆるキャラ着ぐるみとはかなり違ったイメージでしょうか。ただ今でも、使用目的や、精度、内容には違いがありますが、根強く年に1、2体は、制作の機会があります。

箱物の着ぐるみは、どうしても動きがぎこちなくなってしまうところがあったり、チープな簡単な作りのイメージ伴います。

着ぐるみとしての活躍の場も、ゆるキャラ着ぐるみとは少し違った場面になっているようです。ゆるキャラ着ぐるみのような可愛いキャラクターイメージとは違った設定で、テレビ撮影のような、場面イメージのキャラクターが多いように思われます。

 

dsc07432
箱状の形体ですと、かなり動きが制限されてしまいます。

dsc07452

着ぐるみを海外へ。

ここ何年かで、着ぐるみを海外へ送ることが何度かありました。

カナダ、オーストラリア、台湾、香港、シンガポールなどです。

大体のものは、FedEX等で送るのですが、先日のものは受託手荷物として持って行くこととなり、サイズ等の条件下で制作しました。

航空会社にもよりますが、JALの場合サイズが3辺の合計が203cm以内でした。

重さが、23kgというのも注意しなければなりません。箱自体の重さがかなりあったりします。(追加料金を払えば大丈夫です)

そのため、折りたたみ式で広げた時に自立するようになっています。

dsc08003
実際には梱包用のエヤーシートや巾着袋で、更にいっぱいでした。

dsc07998

 

着ぐるみの発砲原型の保管と廃棄。

当社では発泡スチロール原型の保管は、原則3カ月となっております。

お客様の依頼があった場合は、半年まで延長します。

リメイクの予定のある場合は、更に延長できます。

1年以上空いてしまった場合は、廃棄となります。リメイク等の予定のある場合は、早めのご相談をお願いします。

発泡スチロール原型の廃棄は、当社にてマスキングテープ等を剥がし、委託業者に依頼しています。

委託業者によれば、細かく粉砕して、再利用しているとのことです。

dsc08401
マスキングテープやゴミを取ります。
dsc08403
廃棄業者にお渡しする状態。

dsc08402

マグロの着ぐるみいろいろ。

これまで作った他のマグロや仲間です。

ゆるキャラと言うよりは、リアル系のものが多いです。

 dsc07971

dsc07744
かぶりものですが、かなり大きいです。 W1mオーバーです。
dsc05973
動き易くする為に、尾びれが地面につかないように 上げてあります。

dsc00699

dsc06264
サーマンの着ぐるみです。 エラビレの位置の 顔出しです。

dsc06275

EPSON MFP image
シャケのかぶりものです。

 

 

マグロ着ぐるみ制作過程。

マグロの着ぐるみの制作過程です。

ウレタンベースの簡易着ぐるみです。

マグロ本体の基本原型に、シルバーの生地を張っていきます。

顔出し着ぐるみなのですが、顔の位置が2パターンあります。

体の側面に顔穴を開ける場合と、下の部分に開ける場合があります。

今回は、下の部分に顔穴があります。

エラやヒレは、後付けです。

目を取り付ける前に、吹き付け塗装で着色します。

塗装完了後、内部(ヘッドギア、肩ベルト、裏メッシュ、ファスナー)の取り付け、仕込みを行います。

dsc07954
ヒレの下の穴は、手が出る穴です。
dsc07956
塗装後の状態。

dsc07971

着ぐるみの目の星。

少女漫画の主人公の目には、星が付きもののです。星型や光型や円、1つのもの、2つ、3つ、4つのもの、大きいもの、小さいもの、いろんなものがあります。

アニメに詳しい人に聞いたところによりますと、キャラクターによって星の形や大きさを使い分けているそうです。また、時代的なブームがあり星の大きさや数で制作時期が特定できるものもあるそうです。

着ぐるみについて言えば、デザインやイラストの時点で決まっていることが多いようです。

当社の制作例からすると、一番多いものは、白い円の星が1つ、2番目は星2つ、3番目は星無し、4番目は色付きの星1つ、5番目が十字の光星、といった順番でしょうか。

確かに 星が入ると可愛くなった気がします。

星の素材としては、カッティングシートや塩ビの切り抜き、塗装、フエルトと言ったものが挙げられます。

着ぐるみにとって目は大切なチャームポイントです。色々な星を試してみるのも楽しいかもしれません。

dsc00652
星の入らない目。

dsc00778

dsc01665
星1つ。
dsc01180
ピンクの星。

 dsc05990 dsc01223 dsc02057 dsc05367 dsc05527 dsc02450 dsc05887

dsc00601
星2つ。

dsc02568 dsc05925

着ぐるみの陰干し。

少し休眠状態のフロッチくんを 巾着袋から出して陰干ししました。今日は午前中少し雲模様が悪いので、室内の 直射日光が当たらないところで陰干しです。

これからの時期、活躍の機会も増えてくる着ぐるみを、今のうちにしっかりメンテナンスしておきましょう。

*巾着袋から出して陰干しをする。

*ほつれや破損しているところがないかチェックする。

*ブラッシングをかけて、ボアの毛並みを整える。

*殺菌スプレーを吹いておく。

*電動ファンの電池のチェック。

*目の塩ビの曇り止めをサイドかけておく。

最後にもう一度確認して、巾着袋に入れて保管。

 

DSC07788DSC07790

着ぐるみ発注時の注意事項。

年度末の追い込みも無事に収めることができ、落ち着いた時期に入ってきました。

ゴールデンウィークには少し厳しいですが、(簡易着ぐるみ、お任せ制作で相談させていただければ大丈夫です。)新規の制作も少し余裕を持って出来ると思われます。

そこで改めて、新規着ぐるみの発注時の準備や参考事項を 上げておきたいと思います。

基本的に、お問い合わせいただければ、最初からご説明しますが、その折に 下記の事項がわかればスムーズにお話も進み、時間の短縮にもなります。

1、着ぐるみの制作目的。希望や期待など。

2、着ぐるみのキャラクター設定。(イラストや、参考資料があれば助かります。)

3、制作期間。具体的な目的時期があれば教えてください。

これ以外にも、着ぐるみの活躍場面の設定や、保管管理、など、ご要望がありましたら、遠慮なく教えてください。簡単なアドバイスから、ラフスケッチ(ラフ図面)お見積もり等、早急に お返答させていただきます。

DSC07765
よろしくお願いします。

イースター

2017年のイースター。4月16日。

今日がイースターということでしょうか。

復活祭ということで、日本でも少しづつ認知されてきているようです。

クリスマスや、ハロウィンほどではありませんが、いろいろなイベントや企画を耳にするようになりました。

当社も、今のところイースターにちなんだ制作物はありませんが、卵やうさぎをモチーフとした被り物や着ぐるみはいくつか制作しております。

EPSON MFP image yjimage-2