着ぐるみ制作の流れをご説明します。
デザインから完成まで全て自社製です。当社では熱押し整形式着ぐるみを主体としています。
当社の着ぐるみは、総て自社アトリエにて制作しています。安心安全の国内制作です!
1、まず最初に制作したい着ぐるみについて、お話をして下さい。
イメージや、コンセプト
仕様内容、使用環境、使用期間
製作期間、納期
予算
イラストやモデルなどありましたらお知らせ下さい。
※だいたいの形が見えてきましたら、ラフスケッチを制作します。
※同時に、仕様素材、仕様内容、おおまかな制作日程、金額見積もりを提案させて頂きます。
ここまでは、無料です。
2、当社への制作依頼を頂けましたら、再度、綿密な打ち合わせの上、図面を制作します。と同時に素材、仕様等順次決めて行きます。ボア、生地等、他 素材に付きましては、サンプル表等で提案、させて頂きます。
制作依頼と同時に契約書をお送りしますので(e-mail にて)署名、捺印をお願いします。
3、最終決定図面に基づき、頭部の発泡スチロール原型を制作します。
ほぼ原寸サイズ(熱押しのウレタンホームの厚みと
ボア生地の厚み分小さくなります。(2〜3cm)
出来上がりのイメージが少し具体的になると思います。
発砲スチロールに拡大コピーをトレースします。
発砲スチロールを加工して原型を制作します。
4、同じく、ボディー、足(靴)、手、などのウレタン原型を制作します。
5、発泡スチロール原型に、ウレタンホーム熱押しで整形し、(生地を張る前)ウレタン原型の制作をします。
6、頭部の原型と、ボディーの原型を組み合わせて、全体の形状の修正をします。
操演者が着た状態で動きや視界を確かめます。
少し動いてみて肩口や足などが出たりしないか確認します。
通気や電動ファンの取り付け位置も確認します。
※実際に操演者が決まっている場合はお知らせ下さい。体型データに従って確認等行います。
7、ボディーの内側メッシュを貼りながら、各、力のかかる部分など補強して行きます。
8、頭部にボア生地等を貼ります。
頭部にボア生地等が貼れたら視界窓、通気口、電動ファン、付属品(目、鼻、リボン等)の取り付けを行います。
頭部通気口
電動ファン各種
9、ボディー、足、手、等も生地を貼って行きます。
ボアの毛足が一定方向になるように心がけ、動きや形状に合わせボア生布の縫製を行います。ファスナーは滑らかに可動するように又、壊れやすい部分なので充分注意して装着します。
足の中にはサンダルが仕込まれています。
手は中に入れた手が固定するように平ゴムが仕込まれています。
「フロッチ」くんの視界は、目、鼻、口からです。
10、頭部の形状補強を行います。
11、全体を着てみて、最終修正を行います。
形状の確認
目の周りなどのボアカットや、縫製の確認
視界の確認
通気、電動ファンの作動
動きの確認
※目のエンビ部分が大きな着ぐるみの場合、
中が見えないように黒い頭巾のようなものを装着することがあります。