着ぐるみにおける髪の毛の表現は、基本的には髪の毛のおおまかな形状を原型の段階で作り、そこにボア生地を張っていきます。
ボア生地の毛足は、10mm程度が多く用いられます。
実際の髪の毛のように、長い毛足のものを使う必要はほとんど無い思われます。長ボアを(毛足5.5mm以上)使ってもあまり見た目は変わりません。逆に、絡まったり重くなったり形状が定まらなかったりで、あまりメリットはありません。またコスト的にも高くなることもあります。
どうしても長ボアを使う場合は、動物系のリアルな造形物や、カツラなどのリアルなかぶりものに限られた仕様になるります。
着ぐるみの場合、リアルな髪の毛のディテールディテールよりは、その形状や色などを重視した使用を探ることの方が求められるようです。