着ぐるみの特徴として、頭部を大きく可愛く強調する傾向があります。これはキャラクターをデザインする上で、イラストなどのキャラクターイメージの段階から存在します。
そのため等身大の着ぐるみにおいても、3頭身や4頭身のものとなる場合が多いようです。イラストのデザイン上では、2頭身ものなども多く見かけられますが、着ぐるみにおいて 2頭身ものは、色々と難問が生じます。(頭部がとても大きくなる。手が届かない。安定性に欠ける。など)
3頭身ものの着ぐるみの使用は、通常肩入れ型のものが多く、躁演者の腕を脇につけて状態の肘の辺りまで頭部がきます。(フロッチくんのような感じ)手の可動は、肘より先は動かすことが可能です。頭部自体の安定性も、躁演者の頭部をヘッドギアで固定するだけでなく、脇の部分でも固定でき、安定します。
肩入れ型の着ぐるみの問題点は、手が頭部の下から出ていることになり、義和感が生じます。首が無いような感じになります。対応策としては、ボディーに丸みをつけ、首部分に向けて窄まっていく感じにします。
着ぐるみの全体のバランスは、原型ができた時点で確認できます。生地を張る前に、しっかりと確認しましょう。生地を張って以降は、大きな変更が難しくなってしまいます。
足(靴)や、手も付けた状態でも確認しましょう。