着ぐるみの足(靴)は、どうしても汚れてしまう部分です。脱いだ後は、足裏ゴムの部分をしっかり拭いておきましょう。
収納の折には、足(靴)裏の部分を、ビニール袋等でカバーし手から、巾着袋に収納すると良いでしょう。
着ぐるみの足(靴)は、どうしても汚れてしまう部分です。脱いだ後は、足裏ゴムの部分をしっかり拭いておきましょう。
収納の折には、足(靴)裏の部分を、ビニール袋等でカバーし手から、巾着袋に収納すると良いでしょう。
着ぐるみは、完成後それぞれのパーツに分けて梱包し、発送します。その折、頭部、ボディー部、足部(靴)には、必ずそれぞれ専用の巾着袋に入れて 発送します。巾着袋は 捨てずに、その後も 保管、運搬等の折に 役立てて下さい。毎回の梱包の手間も省けますし、汚れのの防止にも一役買っています。
出来れば、発送時の段ボール箱も 保管時に利用して頂けると良いと思われます。
キノコの衣装になります。テレビ美術は、季節にとても敏感です。季節の行事(クリスマス、正月、バレンタイン、卒業、入学・・・・・)や季節ごとの情緒や風習などに 常に気をつけています。面白さや楽しさの中にも、チョットした風情が必要なのかもしれません。
テレビの美術は レンズを通す事を頭に置いて 制作します。少し大げさに作るのがコツと言っても良いでしょう。特にバラエティー番組は、見せたい事をしっかりアピールする事が大切に成ります。よほどアップで撮らない限り、一瞬のインパクトが決め手となります。
着ぐるみは、頭部とボディー部が別のものと、一体型のものとあります。
ほとんどの場合、デザインによって決まっているようです。共に メリット、デメリットがありますが、ここでは あくまでも仕様の問題として、頭部とボディー部が別の着ぐるみについて考えます。
頭部とボディーが別のものは、脱着がし易く収納、保管にも便利です。又、操演者の身長(高さ)の調整にもなります。デメリットとしては、頭部とボディー部の接合の作業が必要です。
当社では、主に頭部とボディー部の接合には マジックテープによるものが主流です。基本的には、前後に取り付けます。マジックテープによる接合で、頭部のグラツキや、お辞儀をした折に前にずれたり、外れたりする事を防止します。また、ボディーの高さ調整にもなります。
ただ、脱ぐ際に マジックテープの外し忘れなどで、破損などの支障が起こる事もあります。あくまでも着ぐるみの脱着に際しては、落ち着いて 必ずサポートの人に手伝ってもらって下さい。
今回は、TVの小道具です。少し以前に制作したものです。
振り回したり、叩き合ったりする為、かなり頑丈に出来ています。ただし、危険の無いよう 石の部分は、安全な素材で出来ています。
TVの美術の場合、どういう番組で、どんなものを作るか、その使用方法、使用する場面、それ以外にも 打ち合わせ時に番組の内容から、誰が使うのか、どのように持たせるのか、どういう見せ方をしたいのか、いろいろと 洞察も含め きちんとした打ち合わせが大切です。
それでも現場は バタバタです。
「接着は化学です。」このように話すのは、大手ボンドメーカーの 研究員を退職した後、DIYの講演などを行っている方の言葉です。
着ぐるみの制作にも ボンドは欠かせません。ボンド抜きには、制作は出来ないと言ってもよいでしょう。とても重要な材料です。
当社では、素材によってボンドもいろいろと 使い分けます。ここでは、不慮の事故や損傷による破損に対処する為に 大切なアイテムとして、ボンドの簡単な使用上のコツを説明します。勿論、製品については付着の説明書を 読んで頂くのが一番なのですが、重要なコツだけお話しします。
1、素材の確認。素材によっては、接着出来ないものや、解けてしまう事があります。ボンドには、アセトンやヘキサンなどの溶剤が使われています。発泡スチロールなどの素材は、専門の接着剤(ヘキサン系)のものを使うようにして下さい。
2、ボンドは出来るだけ薄く塗る。接着面をヤスリで傷つけたりして、接着し易くし、必ず 両面にボンドを薄く塗って下さい。厚みがあると、ボンド自体が剥げたり取れたりする要因になります。
3、少し乾かしてから 接着する。乾かす時間はそれぞれの製品で異なりますが、直に合わせると ボンドが固まっていないので接着出来ません。必ず少し乾かしてから接着して下さい。
この3点が正しければ、ほとんどの接着が成功します。
当社では、出来うる限りの修正に 対応していますが、着ぐるみ自体の大きさが大きい為、修正に伴う送料や時間等が大きな問題になってしまいます。接着のチョットしたコツを知っているだけで 簡単に問題解決することもあります。
フロッチくんのポシェットが出来ました。
肩掛け式で、何とか自分で開け閉め出来ます。(マジックテープ式)あまり重いものは入れれませんが、可愛い演出アイテムです。
ちなみに フロッチくんのポシェットには、パンフレットとキャンディーとスマホとドングリが入っているそうです。
フロッチくんの要望により、ただ今 ポシェットを製作中です。
着ぐるみは付属品で、いろいろパターンアップ出来ます。最初の制作時に 総て用意する必要はありません。少しずつそれぞれのキャラクターに合わせ 皆さんでドレスアップしてみて下さい。季節に合わせたアイテムや、それぞれの場面に合ったコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。
これまで当社であった 追加のコーディネートは、梅雨の時期に向けて 靴を可愛い長靴にしたり、麦わら帽子の追加だったり、スカーフ、サングラス、扇子、マント、などいろいろあります。あるお客様は(ネコの着ぐるみでした)ボアの生地を張り替え三毛の模様を 白、黄色、ピンクに変えたこともあります。
着ぐるみの着付け部分で、よく見かけるファスナーです。背中ファスナーが主流ですが、場合によっては 股下や、脇下、などもあります。
ファスナー装着時の 大切な事は、
1、あまり目立たないこと。当社では、表のボア生地に合わせて同じ色合いのものを使ったり、ファスナーに被せ布を取り付けたりします。
2、スムーズに上げ下げが出来る。左右の歯が合わなかったり、ゆがみがあるとスムーズに動きません。ボアの毛足を巻き込まないように、微妙なカットも必要です。
3、丈夫である事、ファスナーは上げ下げするだけでなく、とても力がかかる部分です。壊れないよう、しっかりした縫製が必要です。又、ファスナー自体の大きさも、大切な選択要素です。歯の大小、素材(プラスチィックor金属)等いろいろあります。