天使のかぶりもの(バレンタインデーバージョン)

天使のかぶりものです。季節もので、バレンタインデーバージョンです。

テレビのバラエティ番組で使用。

帽子部分に 棉の雲の付いたバージョンも作りました。

制作時に、「女の子の天使って見たことないよネ。」と言う話になり、「妖精は、女の子が多いんじゃないか。」と言う話にもなりました。

詳しいことを ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

EPSON MFP image

 

 

着ぐるみ、頭部肩乗せタイプ。

着ぐるみ全体のバランスが、4頭身〜6頭身のものは、頭部の下場が肩の上に乗るタイプになってきます。頭部自体の大きさも全幅が30cm〜60cm程度のものが多いです。あまり高さが高いと不安定になってしまいます。全体のバランスとして肩が出ている分、首の無い窮屈さは緩和します。

手の動きも より自由になりいろんな仕草が、可能になります。例えば、両手を胸の前で組むことが出来ます。(肩入れの場合、両手を胸の前で組むことは難しく、両手で何かを持ったりすることも かなり限られます。)

全体にコンパクトになる為、収納、運搬も容易になる場合が多いです。

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H50cm、視界は口から。

勿論、肩乗せにするか、肩入れにするかの決定をする場合、デザイン上の理由が大切な要因となります。肩入れは、頭部を大きくして可愛さとインパクトアップ❕肩乗せは、人に近い自然なバランスで、動きや親しみやすさを重視。と それぞれのキャラクターに合った 着ぐるみのタイプの選択が出来ます。dsc06140dsc06148 dsc06151 dsc06152

着ぐるみ制作、全体のバランス。

着ぐるみの特徴として、頭部を大きく可愛く強調する傾向があります。これはキャラクターをデザインする上で、イラストなどのキャラクターイメージの段階から存在します。

そのため等身大の着ぐるみにおいても、3頭身や4頭身のものとなる場合が多いようです。イラストのデザイン上では、2頭身ものなども多く見かけられますが、着ぐるみにおいて 2頭身ものは、色々と難問が生じます。(頭部がとても大きくなる。手が届かない。安定性に欠ける。など)

3頭身ものの着ぐるみの使用は、通常肩入れ型のものが多く、躁演者の腕を脇につけて状態の肘の辺りまで頭部がきます。(フロッチくんのような感じ)手の可動は、肘より先は動かすことが可能です。頭部自体の安定性も、躁演者の頭部をヘッドギアで固定するだけでなく、脇の部分でも固定でき、安定します。

肩入れ型の着ぐるみの問題点は、手が頭部の下から出ていることになり、義和感が生じます。首が無いような感じになります。対応策としては、ボディーに丸みをつけ、首部分に向けて窄まっていく感じにします。

着ぐるみの全体のバランスは、原型ができた時点で確認できます。生地を張る前に、しっかりと確認しましょう。生地を張って以降は、大きな変更が難しくなってしまいます。

足(靴)や、手も付けた状態でも確認しましょう。dsc06473 dsc06474 dsc06475 dsc06477 dsc06478

かぶりもの、小悪魔

小悪魔想定、かぶりもの(クリスマスバージョン)。

ダンスや激しい動きがあるので、あごベルト等でしっかり固定しています。

素材もウレタン+ラテックス+塗装で、あまり破損の心配なく動き回れます。

4体製作で、各々少しずつデザインが違います。dsc05801 dsc05795 dsc05799

ハリセン 

刀状になったハリセンです。最近はバラエティ番組でもあまり見かけなくなりましたが、お笑いの定番であることは確かでしょう。

厚ダン仕様で、絵のところで差し替えができます。

長さが1mほどあるため、少し重さが気になります。あまり激しく振り回す使いでないとのことなので、デザイン重視でした。(幅もあるので持ちにくく、振り回す感じでは使えないかも)dsc06218

原型は360度チェック。

着ぐるみを製作する上で、原型は大切な部分です。図面やイラストで確認したつもりでも、立体となった現実の製品は また色々な部分で見えてくるものがあります。

例えば寸法だけでは分からないボリュウム感であったり、素材の持つ質感であったり、するところです。

実際に見ていただけると一番良いのですが、なかなか現実的には難しい為、製作途中の段階で、何度か写真報告させて頂きます。中でも、発泡原型の段階で しっかりとチェックして頂くことは、とても重要なポイントだと考えます。

報告の基準は、発泡原型、熱推しウレタン原型、頭部とボディーが一緒になった状態、ボア等記事が張り込まれた状態、最終完成、です。

その為、360度原型のイメージが伝わるように、報告できるよう努めております。

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フロッチくんの頭部 原型です。

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着ぐるみの目の仕様について。

着ぐるみの目の仕様は、それぞれのキャラクターやデザインによって異なります。

基本的に目から視界を取ることが多く、塩ビなどの素材が多く使われます。キャラクターのデザインによって、視界取りにならない時も光取りとして使われます。

ゆるキャラ着ぐるみとしては、目はとても大切なチャームポイントです。

・形、(大きさや丸、楕円、切れ長、三日月型、又、アール状、フラット、山桐型など )

・色(黒、青、赤、緑など)

・素材(塩ビ、スチィールマッシュ、布メッシュなど)

など色々と検討できますので、仕様については遠慮なくご相談ください。

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原型の裏側から取り付けます。 白の塩ビに黒目の部分を空け 黒い塩ビをはめ込みます。
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黒い塩ビの部分は、中からは外が 見えますが、外からは中は暗く(黒く) 見えます。
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目に色をつける場合は、色の付いた 塩ビを使います。そのままでは、暗く なってしまい 色を感じられません。 カラー塩ビの色を引き立てながら 中が見えないように加工します。
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黄色のように薄い色は、色を 出すのがとても難しい色です。

着ぐるみ、ハート(バレンタイン)

もうすぐバレンタインデー❗️

バレンタインデーが近づくと、ハートをモチーフにした着ぐるみや デコレートもの、小道具、などの依頼が多くなります。色味もピンクなどの優しいパステル系のものが多いようです。

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タイツ着用。

イベントや撮影用のものなどが多く、期間限定の簡易着ぐるみや手軽なものが主流です

 

着ぐるみの製作現場から。

当社では、デザイン、打ち合わせから、最終完成、納品まで、一巻して同じ現場で製作しております。責任を持って製作に当たることは 勿論ですが、お客様からの質問、疑問、追加の依頼に対応する為でもあります。また、製作側は、常に良い方向で着ぐるみが仕上がることを考えながら 製作にあたっています。その為、思いがけない発見や改良方を見つけることがあります。

着ぐるみは、常にオリジナル製作ですので、一体一体色々なところに違いが出ます。その都度、製作者は工夫をしたりベストな方法を模索していきます。

勿論、デザインや仕様に違いが生じる場合だけでなく、製作内容に違いが出るときは、理由や意味をご説明し、お客様の承認を必ず頂くようにしております。

当社は、何事にも迅速に対応できるように努めております。製作時 お気付きの点がございましたら、お気軽に質問、対応、申しつけ下さい。